時代の流れを読むITフリーランスは、Javaに注目!
IT分野における労働人口の流動性の高さは、もちろん他業種との比較ではあるものの、日本において突出しています。周りを見渡せば日を増すごとに、ネットワーク環境が整備されており、また更なるWebサービスの構築や運用のために、ITエンジニアが不足してしまい、引っ張りだこになっているという現状において、フリーエンジニアを求める案件も増えています。もちろんITエンジニアは、現場に立てば即戦力を求められますし、プロジェクトによっては徹夜の連続や休日出勤も当たり前という過酷な労働環境にあることが多く、また熾烈な競争から生まれる新たな技術や知識の習得に努めなければなりません。そこで流行り廃れがあるものの、現在のところオブジェクト指向の言語であるJavaを扱うことが出来るエンジニアが求められています。もちろんJavaといえば初心者が学習しなければならないとされるものですが、Java技術がシステム開発の標準技術として浸透しつつある今、プロといえども侮るなかれというわけです。また一律一斉のパッケージ導入というよりは、J2EEなどのフレームワークを使ったセミオーダーメイドの開発案件も増えています。クライアントの様々な要求にもきめ細やかな対応が求められるように現場は変化しているのであり、そのためシステム開発を全体設計出来るようなエンジニアの需要が高まっているのです。
このようにクライアントはエンジニアに対して、プロジェクトのどの工程作業についてどれ程習熟しているのかといった、これまでのような評価とは一段上のレベルを求めています。もちろんクライアントの要求をしっかりと聞き取って、それを可能にする複数の解のうち最も適する解を選び出して、なおかつ分かりやすく提案するというような、高いコミュニケーション能力も必要です。また金融業や流通業など、サービスの機能性が重視される産業においてフレームワーク化が着実に進んでいます。このような大規模プロジェクトの場合には、全体を見渡してエンジニアなどチームメンバーを一つにまとめ上げることが出来る、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャが求められます。ただしこのような能力は、一朝一夕で身に付くものではなく、現場における実践を通じて培う他はないという側面もあります。また単なる机上の空論ではなく、個々のエンジニアが実装段階でどのような作業をしなければならないのか、といった自らの体験に基づく様々なノウハウを含めた、現場経験の豊富さも不可欠なのです。あるいは実装担当のエンジニアであれば、やはりJ2EEフレームワークを実際に使うなど、実務における成果を求められます。