時代の流れを読むITフリーランスは、Javaに注目!
2001年毎から日本でもJavaを使ったシステム開発が盛んになってきました。当時は、フレームワークといったものは皆無で、JavaサーブレットとJSPのみで開発するのが当たり前でした。中にはJSPさえ使わず、サーブレットのprint文でHTMLを出力するようなものもたくさん存在していました。2003年頃からようやくフレームワークを使った開発がはじまります。当初は、「Struts」が主流でした。これによって、サーブレットを使った開発はほとんど無くなっていきました。また、SQL等のデータベースの操作もこの頃からフレームワークを使うようになり、随分変わりました。現在では、フレームワークを使わないプロジェクトはありません。Javaのフレームワークを触ったことがないというプログラマでは採用されることも難しい状況にあります。
大規模なプロジェクトになればなるほど、豊富な経験を持ったベテランプログラマが必要になります。実装を担当するプログラマもそれを管理するプロジェクトマネージャーも、経験豊な技術者が欲しいと考えるのは、どの現場でも同じことです。プログラマにおいては、J2EEフレームワークを使って様々なプロジェクトを経験した技術者は特に人気があります。前述のとおり、現在ではフレームワークを使わないプロジェクトはありませんし、プロジェクト毎にどのフレームワークを使うかはわかりません。多くのフレームワークに触れたことがある経験豊富なプログラマは引く手あまたなのです。フリーランスのエンジニアにおいても、このような経験が豊富で優秀な人であれば、大規模なプロジェクトのチーフプログラマに選ばれることも珍しくありません。ただし、ただフレームワークを知っているというレベルではそうもいきません。どのようなシステムでどのフレームワークを使ったか、システムに応じた選定など実際の課題を解決できるかどうかがポイントです。
Javaの開発案件をメインにするような企業から求められるようなエンジニアになるためには、J2EEを使った開発ができるだけでなく、システム全体の設計、モデリングなどの経験が必要です。また、様々なフレームワークを経験することで即戦力として迎えられることが多くなるでしょう。企業は、エンジニアの不足に悩んでいます。優秀なエンジニアは自社で確保したいというのが本音でしょう。フリーランスのエンジニアでも専属契約を取れることもあるでしょうし、教育係として声がかかることも少なくないようです。